この日は、遺伝性血管性浮腫(HAE)に対する認識を高め、啓発することを目的として制定されています。
世界中でHAEコミュニティが協働して、疾患啓発活動を行っています。40年以上にわたってHAE領域に注力してきたCSLは、世界的にHAE Dayをサポートしています。
HAEは、生まれつき血液中にあるタンパク質「C1インヒビター」の不足・機能低下が原因で浮腫を生じる疾患で、国が定める指定難病の一つに認定されています。皮膚や腹部(腸)など、全身に浮腫を生じる可能性があり、喉が腫れると気道をふさいで呼吸困難に陥り、命に関わる場合もあります。
日本で診断・治療中の患者さんは約430名いるという報告1があります。海外のデータでは人口の5万人に1人の割合で患者さんがいるといわれており2、日本にはおよそ2,500人の患者さんがいると推定されています3。
希少疾患であることから、症状が認められてから診断されるまでの期間は平均14年程であると報告されており、患者さんの早期診断と適切な治療へのアクセス向上が課題です。
疾患に関する詳しい情報は、HAE情報センター(https://csl-info.com/hae-info/)をご参照ください。
CSLはこれからもHAEの患者さんやご家族の声に耳を傾け、アンメットニーズの残るHAE領域に貢献できるイノベーションを促進し続けるとともに、希少・難治性疾患の患者さんの生活の質の向上、患者さんに対する理解の広がりに貢献してまいります。
CSL グローバルのコーポレート・ウェブサイトに掲載されているHAE患者さんのビデオはこちらをご覧ください。
Reference:
1. 大澤勲編:難病遺伝性血管性浮腫 HAE 医薬ジャーナル社
2. Longhurst HJ, Bork K. Hereditary angioedema: causes, manifestations, and treatment. Br J Hosp Med. 2006;67(12):654-657.)
3. Horiuchi T. Hereditary Angioedema from 1888 to 2018 -Progress and Problems. Intern Med. 2018 Nov 1;57(21):3065-3066.
【CSLベーリング株式会社について】
CSLベーリング株式会社は生物学的製剤を専門とするグローバル企業として 重篤な疾患や希少疾患の治療・予防に使われる革新的な製剤を世界中の患者さんにお届けすることを使命としています。免疫・希少疾患領域、血友病領域及び救命救急・止血領域を主要領域としています。日本において設立以来歩みを重ね、2020年で20周年を迎えました。CSLベーリングは、今後とも日本の医療に、ひいては患者さんやご家族の生活の質の更なる向上に貢献してまいります。
詳細はhttps://www.cslbehring.co.jpをご覧ください。
【CSLについて】
CSL Limited(ASX:CSL、USOTC:CSLLY)は、血友病、免疫不全症候群の治療薬、インフルエザ予防ワクチン、鉄欠乏症や腎臓病の治療薬など、生命を救う医薬品の豊富なポートフォリオを有するグローバル・バイオテクノロジー企業です。1916年の創業以来、最新のテクノロジーを活用して生命を救う、という約束を原動力に活動してきました。現在、3つの事業であるCSL Behring、CSL Seqirus、CSL Viforを含め、全体で社員32,000人を擁し、世界100ヵ国以上の患者さんの救命に寄与する製品をお届けしています。ビジネスにおける強み、研究開発への集中、卓越したオペレーショナル・エクセレンスを組み合わせた当社のユニークさが革新的製品の開発、そして提供へと繋がり、患者さんの充実した人生を支えています。
バイオテクノロジーの将来性に関する記事についてはCSLBehring.com/Vitaをご覧ください。また、Twitter.com/CSLでフォローをお願いいたします。
詳細はhttps://www.csl.com/をご覧ください。